おばあさん

2020.07.20

 

ポリクリの合間で家に帰ろうと思って、講義棟の前を歩いていたときのことです。

ちょうどそこでお散歩をしていたおばあさんにお辞儀をしたら、「暑いね。」と話しかけられました。

 

思えば、ここのお散歩コース(?)は、ばあばが入院中に歩いていたコース。そんなことを回顧しながら、おばあさんとお話しました。

ひとつの学年に何人いるかとか他愛もない話をして、

最後に、

 

「あなたは患者さんに寄り添えるようなお医者さんになりなさい。体に気をつけて頑張ってね。」

 

とひとこと言って行ってしまいました。

とっても心に響きました。ばあばだったかもしれない。人に寄り添うことが本質なのかも知れない。そういう気づきがありました。

こんな話しかけられることなんか滅多にないし、ばあばの存在を感じられて嬉しく思いました。

最近、僕は将来何をしたいかとかたくさん考えてしまってそれがひとつの悩みでした。でも、本質は人と寄り添うことだったのかもしれない。それがわかって少し軽くなりました。

 

前にもこんなことがありました。センター試験の結果がよくなく、浜医を受けるか名古屋を受けるか迷っていたときのこと。憂鬱な気持ちで見付天神で絵馬を書いていた時、突然おじさんが近寄ってきて、「君は何になりたいの?本質がブレなきゃどこ行っても大丈夫!」と言われました。じいじが亡くなった後のことです。

 

困っている時いつも助けられます。ありがとう。たくましく生きます。自慢の孫です。